ローヤルゼリーとは
どうやって出来るの?
ローヤルゼリーは、育児係の若い働き蜂から分泌される酸味のある乳白色の物質です。
集めてきた花の蜜と花粉を、働き蜂の体内で分解し合成されたものが頭部にある咽頭腺と大顎腺から分泌され、ローヤルゼリーとなります。
なぜ作るの?
女王蜂と働き蜂はいずれもメスで、同じ母親の卵から生まれます。遺伝的にはまったく同じメス蜂が女王蜂と働き蜂に分化するわけですが、その運命を決定付けるのが幼虫期のエサです。働き蜂は蜂蜜で育てられますが、女王蜂になる幼虫は「王台」と呼ばれる特別室に産み付けられ、ローヤルゼリーを与えられます。この特別食を食べたメス蜂が、産卵機能を一手に引き受ける女王蜂へと成長していきます。ローヤルゼリーは女王蜂にとっての完全栄養食。ローヤルゼリーは別名「王乳」と呼ばれ、王蜂だけが食する“母乳”なのです。
ビタミン・ミネラルから見たローヤルゼリーの効果
主成分
ローヤルゼリーには、たんぱく質、糖質、脂質、ビタミン(B1、B2、B6、葉酸など)、ミネラル(マグネシウム、亜鉛など)と、多様な成分が40種類以上含まれています。なかでも良質なたんぱく質が豊富です。しかも、ローヤルゼリーにしか含まれていない特別な有効成分もあります。例えば、皮脂の分泌を抑えニキビ対策に有効な新成分として注目され、化粧品に応用されている10-ヒドロキシデセン酸(デセン酸)は、その代表格です。また、デセン酸の中の抗菌作用のあるロイヤリシンというたんぱく質、「若返りホルモン」と言われるパロチンと同様の働きをするたんぱく質「類パロチン」成分も含んでいます。
食べ方
1日の目安量は1g(1,000mg)程度で、事情に応じて多めにするなど、体の状能で加減すると良いと思います。飲んですぐに効果を実感できるものではないので、毎日続けてみてください。だいたい1ヶ月くらいで「なんとなく体が軽くなった」と実感する方が多いようです。
カプセルや錠剤はお手頃ですが、ローヤルゼリーの含有量が非常に少なく、添加物が入るので、藤原養蜂場は生で召し上がることをおすすめします。